チリで火山噴火

南米チリで4日、火山がおよそ50年ぶりに大規模に噴火し、3000人を超える住民が避難したほか、隣国アルゼンチンにも火山灰が及んで空港が閉鎖されるなど、影響が広がっています。

4日に噴火したのは、チリの首都サンティアゴから南におよそ870キロ離れた、アンデス山脈に位置するプジェウエ・コルドンカウジェ火山群の火山で、噴煙は上空10キロにまで達しました。チリ政府によりますと、これまでのところけが人は出ていませんが、政府は、警戒レベルを最高度に引き上げて周辺に住む住民に避難命令を出し、これまでに3500人が避難したということです。また、火山灰は国境を接するアルゼンチンにもおよび、火山群から東に100キロ離れたアルゼンチン中南部の観光地サンカルロスデバリロチェでは、市内の空港が閉鎖されたほか、市当局は、住民に対して屋内に避難するよう指示を出しました。プジェウエ・コルドンカウジェ火山群は、4つの火山からなり、1960年に噴火が起きて以降、大きな噴火は確認されていません。



http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110605/t10013325931000.html



地球上のどこかで異常な現象が起こると、バランスが崩れて他の場所で異常な現象が起こってしまったりするものです。